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奥越の秘境、夜叉ヶ池の福井県側登山口までの行程。
武生から、国道365号にて今庄を経由し、福井県道231号に入る。
県道の終端が広野ダム(堤高63m 堤長162m)である。 |
ダムのゲートを眺めると年季を感じる。竣工は昭和52年。 |
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広野ダムの突き当たりを右折すると、夜叉ヶ池登山口へ続く林道となる。 林道も程なくダートになり、森の小径のような雰囲気となる。
ちなみに突き当たりを左折すると、福井県道231号はダム湖の北側を更に奥へと続き、やがて林道になる(次の機会に訪問の予定) |
ひっそりと佇むダム湖。遠くには岐阜県境の山々が聳える。 |
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広野ダム→夜叉ヶ池登山口の林道ダート部分。
かつてこのあたりに「夜叉ヶ池青少年旅行村」というキャンプ場が存在していたが、現在は廃業となっている。 |
ダートでも路面は締まっていて走り易い。 |
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林道終点まで広野ダムからおよそ4キロの道のり。
夜叉龍神社の鳥居をくぐると夜叉ヶ池への登山口になっている。
池までのコースは岐阜県側より短距離との情報であるが、ハイキング気分で登ると痛い目に遭いそうだ。 |
龍神伝説の地。毎年春に池の畔でお祭りがあるとのこと。 |
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泉鏡花の戯曲「夜叉ヶ池」の題材となった池。
美しくも哀しい龍神伝説が伝わっている。戯曲は舞台で演じられるものだが、1979年に映画化されたことがある。
坂東玉三郎さんが出演していた。
福井県には麻那姫湖にも同じような言い伝えがある。 |
泉鏡花の戯曲「夜叉ヶ池」の一節を記した碑。 |
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「越美山地緑の回廊」の一部でもあるようだ。
散策できるようだが、いかにも熊が出そうなところで立ち入りは遠慮した。足下も悪そうなので登山靴などの装備が必要だろう。 |
「越美山地緑の回廊」の案内。散策したいが装備と時間がない。 |
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案内によると、池には特別天然記念物で、この池でしか見ることのできない「ヤシャゲンゴロウ」が生息しているとのこと。
池が汚れると生息できない理由から、環境保全が徹底しており、シーズンには巡視員も常駐し監視している。 |
この近くで、蒼い色の蝶々が無数に乱舞していた。 |
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かつて岐阜や長野の山道ばかり旅したときがあった。あの頃は仲間数人と出かけていた。ある日、中部地方の地図を見ていたら、国道から大きく外れたところに位置する山間の池沼を見つけた。近くまで行ってみようとなったが当時は岐阜県側の坂内村から登山口までの林道は極悪路と聞いていたので、福井県側から入ることにした。たしか在りし日の徳山村から林道塚線で今庄に出たと思う。登山家ではないので池までは行っていないが、その好奇心を満たすだけの山深いところに登山口があった。現在は神社の鳥居や記念碑があるが、その当時は、池までの登山口を示す案内しかなかったと記憶する。ここは泉鏡花の同名の戯曲のゆかりの地でもある。 |
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