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林道途中から冠山を眺めることができる。
ただし基幹林道であっても、車道幅員は林道規定でいう自動車道2級相当の3.0mしかなく、離合や脇見運転は要注意である。
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冠山(標高1,257m)
相変わらず特異な形状の山である。 |
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今年は降雪量が多かったようで、福井県側には残雪もあった。 |
冠峠から福井県側へ下ると雪渓が残っていた。6月にあっても、気温が低く肌寒い |
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宿泊はいつもの麻那姫湖青少年旅行村である。
今回は最奥のバンガロー「巣原」を利用させていただいた。
平日で他の宿泊客は1組のみ、とても静かに過ごすことができた。
馬鹿のひとつ覚えみたいに、ここばかりであるが、他のキャンプ場は数あれど、リーズナブルさでここに勝るところはない。
トイレや街路灯など設備に関しても申し分ない。 |
バンガローは5.5畳ある。板の間で寝るのが苦にならなければ格好の宿となる。ただし初夏と晩秋は夜間の冷え込みに注意。 |
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自然豊かなキャンプ場なので、ニホンザルなどの野生動物も時々見かける。
この時は野良猫がいて、少し目を離した隙に炊事場に置いてあった買い物袋から翌朝分のサンドイッチを奪われてしまった。
もう一匹、丸々と太った猫もいたので、利用者の食料がカロリー源なのだろうか?
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もの欲しげにこちらを見つめる野良猫。
ヤマネコとはまったく種別が違い少し残念。 |
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翌日は大野市から勝山市街を抜け、法恩寺方面へ向かう。
国道157号の勝山方面から法恩寺山有料道路へ右折してしばらく進むと、タイヤチェーン脱着場があり、そこから左に入る道が広域基幹林道法恩寺線である。
大野市の六呂師方面までおよそ24キロ余り続く林道である。 |
分岐を左斜めに入る道が広域基幹林道法恩寺線。 |
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林道法恩寺線の勝山側。
道路幅員は平均4メートルあり、離合場所もいたるところにあって快走できる。 |
盛夏の頃に走ると、さぞかし爽快だと思う。今回の奥越路は6月なのに涼しいというより寒い。 |
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林道途中からスキージャム勝山のロッジやホテルが見える。
後述する法恩寺山有料道路からだとスキー場まで直行できる。 |
福井県内屈指のリゾート地、スキージャム勝山。 |
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林道途中にある法恩寺山への登山口。
登山家ではないのでここでパス。
クルマも6~7台は置ける駐車場もある。 |
法恩寺山への案内看板。塗装が剥げて判読ができず。 |
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林道法恩寺線を勝山側から18キロ地点にある弁ケ滝の入り口。
徒歩10分ほどで滝に行くことができる。
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滝にまつわる悲恋物語が書かれた看板。 |
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石畳の道を200メートル上ると弁ケ滝に到着する。 |
垂直落下型の弁ケ滝。(落差40m) |
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林道法恩寺線を大野市側へさらに進むと、この先で残雪と落石のため通行止めの看板があった。 |
今年の奥越の山道は各所で災害により通れない。 |
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上記通行止め案内位置からさらに進むと、御堂の瀧(のどのたき)の入り口がある。
クルマを止めるスペースもあり。
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左手の階段が滝へのルート。 |
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わずか数分で滝に到着。
二段の滝で、滝壺は岩場と樹木の裏側で見えない。 |
御堂の瀧(のどのたき)
(上段の落差10m,下段の落差25m) |
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予告通りに落石で通れない。
※勝山市のホームページには復旧予定は未定となっている。
(2015/06/06現在) |
本来ならこの先から六呂師高原に向かう予定だったが引き返す。 |
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林道法恩寺線を戻り、法恩寺山有料道路からスキージャム勝山へ向かう。
林道法恩寺線の途中からも向かうことが出来るが遠回りとなる。
この有料道路は事実上、スキージャム勝山への専用道となっている。
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スキー場からみた法恩寺山有料道路の料金所。
(料金は普通車で往復820円) |
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福井県屈指のリゾート地であるスキージャム勝山。
雪国らしい規模の大きなスキー場である。 |
奥の白い建物は東急が経営するホテル。 |
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勝山市街まで戻る途中で浄土寺川ダムに立ち寄ってみた。
福井県所有の多目的ダムである。
スペック
重力式コンクリートダム
堤高72.0m
堤頂長233.0m
総貯水量2,160,000立方m
※ダム便覧より。 |
2008年完成の新しいダム。 |
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浄土寺川ダムの概要。 |
未確認だが、管理事務所に行けばダムカードが貰えると思う。 |
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上流より眺める浄土寺川ダム。
形の整った美しいダムである。 |
小規模ながら、完成年の新しさを感じさせる近代的なダム。 |
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浄土寺川ダム沿いの道をさらに奥へ進むと、本来なら林道法恩寺山線と合流して大野市へ抜けるように地図に記載されているが、ロープにより閉鎖されていて通行できない。
ちなみに左に入る道はすぐに行き止まり。 |
直進で林道が続くにも、ロープが張ってあり通行止め。
通行止めの理由は記されていない。 |
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今夏の奥美濃、奥越路は大荒れで、いたるところが土砂崩れや落石による通行止めになっている。理由は降雪量もさることながら、雪質が重く、雪崩とともに山肌の一部も一緒に流れ落ちたからとのことだ。国道157号の温見峠も同様で、今年も冬期閉鎖の解除とともに峠越えするのを待ち遠しく期待していたが、岐阜土木事務所に問い合わせたところ、お盆の頃まで復旧は無理だという。違うルートに変更すべく調べたら、林道冠山線は通り抜け可能であることがわかった。こちらも険しい山越えのため、無理だと予測していたので想定外だった。平凡で交通量の多い国道156号を通らずにすんだのは幸いである。というか敢えて険しい山道を選ぶのは我ながらつくづく変わり者に思う。 |
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