峠からの雄大な眺めが素晴らしく、林道の全線復旧が待ち遠しい。 |
|
|
|
|
峠のピークから見た岐阜県側。
この先にウソ峠があって、美濃側から登り高倉峠にたどり着いたと思ったらまだ先だったと勘違いすることから名付けられたとのこと。
行ってみたい気持ちを抑え、次なる目的地を目指し引き返す。
高倉峠から岐阜県側は林道の崩落箇所があって通行できない。
また岐阜県側終端はゲートとユンボで頑強に閉鎖されていて通り抜けができない。
工事の邪魔になるので強行突破はあきらめた。
|
林道塚線はこの先で道路崩落により通行できない。 |
|
|
|
|
林道塚線を今庄方向へ引き返す。 |
向こうに今庄側へ戻る林道塚線が見える。
再び9キロの道程を芋ヶ平まで降りる。 |
|
|
|
|
林道塚線を瀬戸まで戻り、国道476号の今庄側分断地点である杣木俣(そまきまた)を訪れる。
右手に入る道は建設中の森林基幹道今庄・池田線。 |
国道476号の今庄側の終端。 |
|
|
|
|
森林基幹道の今庄・池田線は全長6.8キロの内、およそ半分が完成しているもよう。
この林道が開通すると、国道476号の未通区間を補完する道となるだろう。 |
この先で工事により通行止め。 |
|
|
|
|
杣木俣集落は戸数が少なく、廃屋もあったので、いわゆる限界集落なのだろうか。
豪雪地帯でもあり、実生活の苦労は察するに余りある。
よって観光で訪れることに少し後ろめたさを感じる。
それでも、貴重な都会の雑踏とは無縁の山村の風景がそのままの形で残っていた。 |
人気のない静かな山村。
そこはかとなく寂しさが漂う。 |
|
|
|
|
次に向かったのは、今回の旅行での最終目的となる福井県道203号池田南条線の岩谷峠越えである。
今庄から国道365号を北上し南条駅前交差点を右折して北陸自動車道ガードをくぐったところを左折する。 |
福井県道202号との重複区間。 |
|
|
|
|
途中、案内標識に従い右折して福井県道202号から別れると、福井県道203号は山岳方向へ向きを変え、山越えの前兆を感じる。
しばらくは広い道幅が続く。 |
のどかな風景の高規格道だが、やがて急に険しさが増してくる。 |
|
|
|
|
突如として林道の様相になる。
この県道は福井3大険道(県道)のひとつであるらしい。
1つ目がこの県道203号池田南条線、2つ目が県道230号大谷秋生大野線で3つ目は失念。
山道の手前には、「道路が狭い」「すれ違い不可」「路肩が弱い」「落石の恐れあり」という看板が設置されているが、これを酷道4点セットと呼ぶそうである。
ちなみに、数年前まではダートが残っていたらしい。
|
このあたりで小熊が突然横切り驚く。 |
|
|
|
|
全線にわたり幅員狭小で線形も悪く、普通なら武生から国道417号または福井県道201号を利用して池田町に出るのがスタンダードコースなので、敢えてこのような危険な道を通る車はいないようで、一台もすれ違うことはなかった。 |
このあたりはまだ序の口。
やがてガードレールもなき断崖絶壁路となる。 |
|
|
|
|
岩谷峠の手前2キロ地点。
向こうの山は野見ヶ岳もしくは岩谷山。 |
標高が高くなり、下界と違いかなり涼しい。 |
|
|
|
|
岩谷峠まであと少しの地点。 |
ガードレールはおろかロープも設置されていない箇所がある。
路面状況は良好。 |
|
|
|
|
岩谷峠(標高710m)に到着。
この岩谷峠という名称は地元の人には通じないらしく、山道愛好家が近くに岩谷山があることから、勝手にそう呼んだのが始まりらしい。
通称名は魚見峠ともいうが、池田町側から県道201号へ行く案内標識にも魚見坂方面と書かれており、魚見峠と魚見坂は違う場所を示すのだろう。
峠には南越前町が保有する休憩所がある。 |
休憩所のログハウスがあって、予約不要で自由に使用可能。
ただし宿泊は不可とのこと。 |
|
|
|
|
福井県道203号池田南条線の池田町側。 |
来た方向を振り返るって池田町側から撮影。
右手が岩谷峠経由 越前町方向となる。 |
|
|
|
|
夕方まで少し時間があったので、池田町水海から福井県道175号を東へ向かう。
この県道はやがて行き止まりになっており、大野市側へ通り抜けできない。
突然行き止まりになるのではなく、徐々に狭くなり、やがて獣道化するといった表現が正しい。 |
道幅が狭くなり、行き止まりが近い雰囲気が漂う。 |
|
|
|
|
福井県道203号の終点の少し手前に、部子山の能楽の里への案内がある。
広域基幹林道大野池田線の池田町側起点と思われる。
早速進入して、とりあえず巣原峠を目指す。 |
能楽の里まで12キロ、車で40分とある。
なぜか柵が倒れているが、通行可能と勝手に判断した。 |
|
|
|
|
やはり広域基幹林道大野池田線であった。
スタンダードなルートは、もう少し水海寄りから部子山行きのルートがあり、そちらの方が道の状態も良い。 |
道はかなり荒れていて一般車の通行は4輪駆動車以外は無理だろう。 |
|
|
|
|
林道入り口から3キロほどの地点。
急勾配が続く。 |
簡易舗装とダートが交互に続くがバイクなら問題なく走行可能。 |
|
|
|
|
巣原峠へ行く「林道巣原線」の分岐点。
Uターンする形で右に直登すると巣原峠方向への道となる。
オフロードバイクなら、ここから巣原峠まで無事にたどり着けば、林道上野線を経由して国道157号まで到達可能なようだ。 |
右手奥から登って来た。
左手より登る道が巣原峠を越え、国道157号まで続く林道巣原線 |
|
|
|
|
林道はかなり荒れている。
落石が多く一般車は車高の高いジムニーあたりじゃないと走行は無理と思う。 |
ひとつひとつ丁寧に落石をよけて通過する。 |
|
|
|
|
巣原峠を目指すも、道の状態が徐々に悪くなってきた。
情報によると巣原峠付近は草むら状態らしく、オフローダーの駆動チェーンに草木の枝が絡まり走行不能になった経験談を思い出した。
仲間に助けてもらい、無事帰還できたとのことであるが、こちらは単独(ひとり)である。
峠まで行きたいがアクシデント→遭難となるので、やむなく引き返す。 |
峠まで残り2キロくらいの地点。 |
|
|
|
|
巣原峠アタックを諦めて、能楽の里方向へ林道大野池田線を進むと、水海側からの主幹林道に出る。
水海から部子山登山口までの主幹林道は13Pから0Pまでポイント標識があるが、6P付近で合流する。
夕方が近くなったので、水海まで下り、宝慶寺から越前大野に出て恒例の買い出しの後に、麻那姫湖青少年旅行村へ向かったのである。
夏といえども、山の夕暮れは早い。 |
奥のダートからやって来た。
逆にいうと手前からは巣原峠への入り口となる。 |
|
|
|
|
帰路も林道冠山線を利用する。
眼下に徳山湖が見える。
往路と復路では全く違う景色が楽しめる。。 |
冠山林道途中から見た徳山湖。 |
|