全線開通した長大林道と部子山山頂からの広大な景色と涼を求める |
|
|
|
|
恒例の国道157号線温見峠から岐阜県側を見る。
この日も峠付近は能郷白山登山者の駐車車両が数台あった。 |
数えきれないほど往来した道。国道昇格は昭和49年、最初に通ったのは昭和51年であったが、洗い越しの深さも含め当時はすさまじい酷道だった。 |
|
|
|
|
温見集落跡。
1963年(昭和38年) 三八豪雪をきっかけに廃村。
夏季に一時帰郷されるための出づくり小屋がある。
故郷は忘れ難し。 |
出づくり小屋やしっかりした家屋も残っている。 |
|
|
|
|
途中、大野市巣原から右折し平家平に立ち寄る。
堰堤か何かの工事をしているらしく平家平に至る林道はダンプカーが多数通行していて、警備員から暫く待ってほしいと告げられる。
警備員の方としばし談笑。
日焼けした笑顔が柔和な印象で、バイクは安全確保のため待ってもらっているという。
ほどなくしてダンプカー2台が続けてやってきた。 |
平家平・姥ケ岳登山口に至る林道。 |
|
|
|
|
平家平到着。
広大なブナ林でハイキングに好適だが、熊に注意とのこと。 |
8年ぶりの訪問。チェーンで閉鎖されている林道がブナ林へと続く道。 |
|
|
|
|
今回利用させていただいた宿泊先は大野市月見町にあるサンレア21。
とにかく部屋が広くベッドもワイドで快適。 |
大野市唯一のビジネス・観光ホテルと思われる。 |
|
|
|
|
翌日、福井県道34号線にて宝慶寺を経由し林道 大野・池田線へ向かう。 |
大野市街から宝慶寺に向かうのどかな道。 |
|
|
|
|
宝慶寺いこいの森キャンプ場は廃業となったもよう。
後日福井版ニュースにて、民間が富裕層向けのリゾートキャンプ場目的として買い取ることが決まったとのこと。
豪華な宿泊施設を新設するのだろうか? |
民間に譲渡し、富裕層向けのキャンプ場として再出発するとのことだがコテージもないテントサイトだけでどのように客を取り込むか注目。あるいは全面改修か? |
|
|
|
|
宝慶寺いこいの森キャンプ場旧事務棟。 |
このあたりはアブやブヨが多く、標高があまり高くないため暑い。 |
|
|
|
|
広域基幹林道 大野・池田線の以前は悪路だったところ。
銀杏峰の登山口がある。 |
このあたりまで舗装が完了しているが、ほどなくダートとなる。全線の舗装率は3割といったところ。 |
|
|
|
|
林道途中からの眺め その1。 |
南西方向を見る。 |
|
|
|
|
林道途中からの眺め その2。 |
大野盆地を見る |
|
|
|
|
池田町との境付近。
かつて最後の工事中だったところ。 |
池田町まで県道にて稗田峠を経由するのが最短ルートだったが、悪路の条件を許すならこちらのコースも自然が満喫できる。 |
|
|
|
|
部子山を目指しさらに林道を進む。 |
全長21.9kmの長大林道。 |
|
|
|
|
部子山へと続く林道 (農道) との分岐。
左方向が部子山へと続く道。 |
ここから2~3Kmで部子山登山口。 |
|
|
|
|
林道の終点、地点番号0番のところが部子山への登山口となる。 |
突き当り右に登山ルートがある。 |
|
|
|
|
部子山登山道入り口。 |
登山といっても20分ほど歩くだけなのでハイキングに近い。道は迷うような箇所は皆無で整備されていて、天候次第で軽装が可であるが靴は滑りにくいものを。 |
|
|
|
|
丸太の階段が続く登山道。 |
森の中を行く。 |
|
|
|
|
視界が開けたところをさらに進む。 |
他の登山者は熊よけの鈴を身に着けておられた。 |
|
|
|
|
山頂が見えてきた。 |
登山道は整備されており快適に歩みを進める。 |
|
|
|
|
部子山 山頂 標高1,464m。 |
山頂の祠。奥越の山々は、ほとんどが信仰の山である。 |
|
|
|
|
部子山 山頂からの眺め その1 |
北西方向を見る。 |
|
|
|
|
部子山 山頂からの眺め その2 |
牧場と通信用反射板方向。 |
|
|
|
|
部子山 山頂からの眺め その3 |
山麓の池田町。 |
|
|
|
|
山頂でおにぎりを食ながら、360度のパノラマを楽しむ。
30分ほど滞在して、おもむろに下山する。 |
山頂直下は急な階段で足もとに注意。 |
|
|
|
|
部子山 登山道中間部。 |
部子山登山道水平コース。爽快な風が吹き別天地の如く涼しい。 |
|
奥越へは6年ぶりの訪問となった。
もちろんオートバイでの訪問が久しぶりということであって、車ではかみさんと年に数回訪れている。今回も往路復路ともに国道157号線を利用したが、一昨年マイカーで通った際に温見峠の福井県側直下、谷を渡る橋のたもとに左後輪を引っかけてパンクし真名川ダムまでやっとの思いで辿り着いてJAFのお世話になったという苦い思いをしてからは、美濃白鳥まわりで行くことにしているため、久しぶりの温見峠越えとなった。奥美濃・奥越ともに居住地と違って格段に涼しく、記録的猛暑となった本年ではあるが、越前大野や池田町の山々に分け入るとヒグラシ蝉が鳴き、山からの颪と共に秋の近づきを感じた。森の香りも懐かしく、バイク旅ならではの爽快感がありクルマでは味わえない山の旅である。 |
|
21 |
|