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2日目は大野市街地を福井県道172号皿谷大野線で抜け
林道 美山~大野線に向かう。 |
大野市牛ケ原付近。のどかな田園地帯を行く。 |
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林道 林道 美山~大野線 大野市側。
延長5.5Kmの林道となる。 |
林道の案内看板あり。 |
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全線完全舗装の快適な林道。 |
しばらく九十九折れの道が続き次第に高度を上げてゆく。 |
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ほどなく走ると福井県の保有林道で唯一存在するトンネルとなる九十九廻坂トンネルに入る。
延長615m 幅員7mの高規格トンネルであった。 |
忽然と立派なトンネルが現れる。内部は照明が点灯しているが、中央部は真っ暗でセンターライン沿いに慎重にくぐり抜ける。 |
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トンネルを抜けると福井市皿谷町に入る。 |
高度が上がるにつれ少しづつ涼しくなってきた。 |
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聞くところによるとこの辺りは熊がよく出没するらしい。 |
林道終点が近い。 |
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林道 美山~大野線 福井市側。
トンネルを含めかなりの予算をかけて作った道だが、交通量は極めて少ないようで費用対効果はいかがなものかと首をかしげるも、存在をありがたがっている自分がいた。
ここを右折して古刹 吉峰寺を目指す。 |
結局のところ1台もすれ違わなかったので閑散とした林道であった。 |
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芦見川に沿って西進すると右に分かれるT字路が現れるので右折する。
福井県道31号線となるが道なりで県道からそのまま林道 皿谷線となる。
なお県道31号線は、未共有区間となり消滅している。 |
特に標識はないがすぐにわかるだろう。ここから林道 大仏線までの間が林道 皿谷線。 |
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林道皿谷線。総延長距離不明。(3Kmくらいか?)
こちらも全線舗装の林道。 |
ごく普通の舗装林道だか落石に注意。 |
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熊がでそうなのでクラクションを時々鳴らす。 |
ほかに誰も通らない寂しい林道。 |
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やがて林道 大仏線に突き当たる。
起点から15分くらいで到着。
右折して吉峰寺へ向かう。 |
ここを左折すると林道 大仏線で永平寺方面に行けるがこの時は土砂崩れで通行不可となっていた。(後述) |
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ほどなくこの地点に到着。
ここを左折して吉峰寺方面へ。 |
直進すると勝山方面。 |
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道案内あり。 |
先ほどの分岐が吉峰寺まではものの数分で着く。 |
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吉峰寺 (きっぽうじ) に到着。 |
ここの手前に駐車場もある。 |
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吉峰寺。 吉峰寺は、永平寺町の山の中にあり、永平寺の開祖「道元禅師」が修行した寺。
(泰澄が開いたといわれるお寺)
つまり永平寺より古い時代にできた寺。 |
仏教のルーツをたどると泰澄の名は必ず出てくるが、奥越はゆかりの寺院が多い。 |
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寺院門前のようす。 |
樹齢が高そうな大木が林立した中にある。 |
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林道 大仏線を行けるところまで行ってみることにした。
正式名称は広域基幹林道大仏線 総延長およそ8km。
林道 大仏線は起点・終点ともに永平寺町内で完結する。 |
とどんぐりころころ林道などお気軽な名称が付いているが、実態はそんな生優しいものではなかった。 |
ロードマップ
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林道は皿谷線との分岐を過ぎるとすぐにダートとなる。 |
轍の深いところがあって少し走りにくい。 |
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東側の起点からおよそ2Kmの地点で崩落個所が現れた。
しかしここを乗り越えたと同時に後輪からプシュと空気が抜ける音がする。
パンクだ、やってしまった。
再度ゆっくり乗り越え引き返す。 |
とりあえず歩いて確認。左側がややなだらかなため強行突破を試みるもよもやのパンク。 |
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パンク補修材も注入するも効果なし。
どうやらチューブから漏れているようだ。
皿谷林道を歩くような速度で降りる。
林道起点の広いところでJAFを呼び救援到着まで1時間ほど待つ。
幸いなことに曇天で標高もそこそこあって割と涼しく助かった。水のボトルが空になりそうだったので少しづつ飲む。
JAFが到着、大野市内のバイクショップまで搬入していただいた。
修理のお世話になったのは木瀬モーターサイクル陽明店で、幸いにも同サイズのチューブ部品があり、代車 (電動自転車) を貸すので完成したらTELするということで、お言葉に甘えお借りする。 |
リム曲がりはないようだ。タイヤに亀裂はないがチューブ側面が裂けていたと後に聞く。 |
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貸していただいた電動自転車で大野市元町にあるモモンガコーヒーに伺い美味しいコーヒーを飲む。 |
右側の店舗がモモンガコーヒー、左側はユースホステルの荒島旅舎。 |
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モモンガコーヒー西隣にあるユースホステルの荒島旅舎。
2020年に開業されたようで、荒島岳登山客や勝山恐竜博物館を訪れるファミリー層に人気がある。
宿泊料もリーズナブルなので、いずれ利用したい。 |
部屋は個室 シャワー・トイレは共用のもよう。 |
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翌日の早朝、全行程を終え行きと同じ国道157号線 温見峠経由で帰路につく。
この日の温見峠は曇天で風が強くジャケットを着ていないと寒いくらい。
パンクも直って快調な道のりであった。 |
朝7時頃の温見峠。今にも雨が降りそうな気配で足早に峠を下る。 |
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今回の奥越訪問まで期間が空いたのは、自身の趣味の対象が他に移ったこともあるが、加齢とともに行動に移すのが億劫になったというのも正直なところだろう。その間、オートバイをフルメンテナンスに出しタイヤからブレーキワイヤーなど消耗部品の交換とエンジンオーバーホールを依頼した。すでに老体となっていて、いつまで部品が入手できるかわからず今のうちにやっておこうという算段だった。これが完了し意を決しての奥越行きとなったわけである。しかしバイクでの山旅は爽快で楽しい。かつて幾度も訪れたあの感覚がよみがえってきた。緑の中を快走する気持ちよさ。それから奥越人々の優しさに何度も接することができた。林道工事の警備の同年代と思しき男性との立ち話し。パンクを直していただいた大野のバイクショップのオーナーさん。JAFの若いお兄さん、ありがとう。来年もまた行きたい、いや是非行こう。緑の山旅が待っている。 |
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