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行き帰りには国道157号と国道418号を利用する。
このルートは何度も紹介しているので割愛させていただく。 |
岐阜県の西濃地方では最も北に位置する根尾越波地区 (ねおおっぱ) にある折越林道開設記念碑にて。 |
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大野市街から福井県道34号にて宝慶寺、龍双ヶ滝を通って池田町の松ヶ谷にある国道476号交点を目指す。 |
前回の訪問時にはなかった標識を発見。
宝慶寺へのバイパスが完成したようだ。 |
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従来の道は宝慶寺近くのヘアピン狭路がネックであったが、バイパスは直線で宝慶寺の門前まで、ストレートに行けるようになった。
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高規格のバイパスが完成していた。 |
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バイパスの終点となる宝慶寺の駐車場。
わかりづらいが、交差点右が寺院への参道となる。
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このまま直進すると、福井県道34号で池田町へ至る。 |
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池田町松ヶ谷で国道476号に突き当たる。 |
突き当たりを右折する。 |
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国道476号をおよそ1.5Kmほど北進すると折立地区となって、広域基幹林道 美山線への分岐がある。
案内などは一切設置されていないので初訪問ではわかり難い。
手前の折立で道を教えてもらい大いに助かった。 |
折立の集落を過ぎて、1キロほど進んだところにある小さな橋の手前を左折する。 |
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程なくすると右手に赤谷の集落が見えてくる。
過疎化が進み、現在は2軒を残すのみとなったとのことである。 |
ここ赤谷より先が広域基幹林道 美山線となる。 |
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赤谷から先はすぐにダートとなる。
特に林道の起終点を示すような標はなかったように思うが、福井市赤谷町の終点側となるようだ。
広域基幹林道 美山線
始点 福井市田尻町
終点 福井市赤谷町
規格 1級林道
総延長19.1km、幅員5.0m
完成年度 平成18年 |
未舗装であっても路面は締まっていて走りやすい。 |
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簡易舗装とダートが交互に出現。 |
ゆるやかな登りが続く。 |
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標高はあまり高くなく、例えば冠山林道のような峻厳さは期待できないが、落石や崖沿いなどがほとんどないのでビギナーでも安心して走れるだろう。
最近はこんな穏やかな林道だとホッとするようになった。 |
交通量もほとんど無いに等しい。
時節柄、山菜取りのクルマに時々出会うくらい。 |
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人里を離れて、新緑の香りが漂う。 |
静かな森の中をトコトコ走る。 |
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このように比較的平坦な林道が続いている。 |
単調な林道ではある。 |
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林道の多くは沢沿いなど、ガードレールのない崖側などスリリングなシーンも多いが、この林道にはそのような仕掛け? はほとんどない。 |
時代劇の撮影にでも使えそうな、雰囲気のある道。 |
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道は徐々に高度を上げ標高が高くなってきて、木々の間から少しだけ眺望ができる。 |
林道から遠くに福井平野をみる。 |
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一乗山(標高740m)への登山ルートを示す道標。
歴史によると、朝倉孝景は「一乗山とその谷間をそのまま城塞化した」とある。 |
麓に近い一乗城山とともに朝倉家ゆかりの地。 |
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赤谷から2/3地点で4差路が現れる。
ここより、一乗谷「朝倉氏遺跡」方面と、林道を経由して、美山町蔵作方面に別れる。
林道美山線はそのまま直進となる。
なお、有名な一乗谷遺跡へは、歩道でのアクセスとなるようだ。 |
右折すると、林道白椿線で美山町蔵作方面へ。 |
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国土地理院記載の林道 美山線は支線交点が複数あって、難解なルートを想定したが、案内標識も行き届いており迷うことなく完走できる。
ひたすら真っ直ぐ行くのみ。 |
案内板とルートマップの看板があってわかりやすい。 |
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同位置にあるルートマップ。
林道 美山線の概要と周辺情報が示されている。 |
観光利用も含めた多目的林道であることがわかる。 |
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終盤は路面状態も良好で道幅も広くなり、田尻町側はとても走り易かった。 |
快調に飛ばせるが、ときおり小動物が飛び出してくる。 |
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林道美山線からの眺め。 |
福井市街方向を見る。 |
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田尻町側にある休憩所。 |
ここでランチタイム。
外で食べるおにぎりの美味しいこと ! |
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所々にこの案内板が設置してあるので現在地がわかり易い。 |
残すところ4~5キロか。 |
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一乗城山・三万谷へのルート案内。
一乗城山(標高435.8m)
佐々木小次郎が秘剣「燕返し」を身につけたとされている一乗滝は、この山の中腹に位置する。
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山頂まで徒歩30分にてハイキングによさそう。 |
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このあたりは、国道158号線バイパスのトンネル上にあたる。 |
田尻側の起点まであと少し。 |
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下り勾配が続き、19Kmの長い林道の旅も終わりが近い。 |
一気に駆け下りるので、気圧差から耳がキーンとする。 |
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エンドポイント到着。
実際はここが林道の運営上での起点となる。 |
福井市田尻町の起点。
奥の道路は国道158号線 (旧道) |
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国道158号線から見た林道の案内看板。 |
この案内も建物の影になっていて気づき難い。
注意していないと通り過ぎてしまうだろう。 |
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国道158号にて大野から国道476号は丁坂を経由して福井市上味見にある伊自良温泉で汗を流す。
泉質は滑らかで柔らかく、湯温も適温でつい長湯になる。
木曜定休
10:00~19:00
入浴料は市内、市外住居者で区分あり
ちなみに訪問時は市外住居者扱いで300円
(後に市内、市外の区分廃止と価格統一を確認) |
地元のみなさん御用達の温泉。
無料の休憩室もある。 |
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日は長いのだがキャンプ場の夕暮れは早く、大野市内のVioにて買い出しを済ませ、途中で南方の山々を眺める。
右手に見える、なだらかな山容は、飯降山(いふりやま) 884mで大野市と福井市にまたがり、信仰の山として知られる。
名前の由来は、泰澄大師(たいちょう)がこの山で修行した際に、天から飯が降ってきたことにあるらしい。
まんが日本昔話の最終話「飯降山」は、この地に伝わる飯降山伝説から題材を得ている。
ストーリーは陰惨な感じもするが、欲に対する戒めとて伝えられている。 |
地元の人は御岳さん(おたけさん)と呼んでいる
信仰心のあつい、この地方らしい伝説が残る。 |
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今年は2月以降の積雪が多く、温見峠の冬季閉鎖解除が一週間以上遅れたため、6月の梅雨入り前に慌ただしく旅支度したのであった。今回は日程の関係上、主要基幹林道1本のみの訪問であるが、こういった林道の入り口について、案内標識が出ていないことがほとんどで、降車して地図を片手に自力で探しあてるのだが、今回は素直に地元の方に尋ねることにした。平日の日中なので年配の方であるが、とても親切に教えてくださる。国道476号の「こしょうずの湧水」では空きのペットボトルに湧き水を汲んでくださり、道中に飲みなさいと。しかも旅の無事まで気遣っていただき、地元の方々の素朴な温もりに感激する。ただひたすらに走ることでは味わえない郷愁を誘う奥越行きとなった。 |
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